子供にとって野菜は必要なものであり、成長を補うためにも毎日摂取しなければなりません。
しかし、子供のなかには好き嫌いがあるため、なかなか食べなくて悩んでいるママさんも多くいるでしょう。
そんなとき、中には「野菜ジュースを代用すればいいんじゃない?」と疑問に思う方もたくさんいますよね。
たしかに、野菜ジュースであれば飲みやすく作らていることもあり、手軽に摂取できるので子供でも毎日摂りやすいかもしれません。
スーパーなどで手軽に手に入る野菜ジュースですが、じつはメリット・デメリットがあります。
当記事では、子供が野菜を食べないとき、野菜ジュースを代用することによるメリット・デメリットを紹介するのでぜひ参考にしてください。
子供が野菜を食べない【野菜ジュース代用はアリ?】
子供にとって、野菜は成長に必要な栄養素を摂取するために欠かせません。
しかし、野菜が苦手な子供も多く、親御さんは頭を悩ませていることでしょう。
そこで誰身が思いつくのが「野菜ジュース」。
野菜を丸ごと絞っており、野菜が嫌いな子供でも手軽に摂取できることもあり人気です。
ただし、野菜ジュースを飲んでいれば野菜を食べなくてもいいというわけではありません。
野菜ジュースを代用するメリット・デメリット
子供が野菜を食べないとき、野菜ジュースを代用しようと考える方もいますが、じつはメリット・デメリットがあります。
メリット
メリットは、以下のとおりです。
・手軽に野菜の栄養を摂取できる
・野菜が苦手な子供でも飲みやすい
・食物繊維が少ないものもある
・消化吸収が良い
・ビタミンCなどが豊富
以下で解説します。
手軽に野菜の栄養を摂取できる
野菜ジュースであれば、忙しい朝や時間がないときでも手軽に野菜の栄養を摂取することができます。
とくに野菜を食べない子供だと、時間がないのに完食してくれないのはもどかしいですよね。
そんなとき、野菜ジュースであればコップ1杯を飲み干せば終わりなので手間がかかりません。
野菜が苦手な子供でも飲みやすい
子供が苦手な野菜といえば、ピーマン・にんじん・ブロッコリーなどさまざま。
しかし、野菜ジュースであればいろいろな野菜が入っており、子供でも飲みやすいように作られているので安心です。
野菜のみ、または果物などがミックスされている野菜ジュースもあるので、好みに合わせて選ぶとよいでしょう。
食物繊維が少ないものもあり、消化吸収が良い
野菜ジュースは、食物繊維が少ないのが特徴のひとつです。
食物繊維が少ないと、胃腸が弱くても毎日摂取しても大丈夫なので、胃腸に敏感な子供でも安心して飲むことができます。
ビタミンCなどが豊富
野菜ジュースは、ビタミンCなどが豊富に含まれており、子供に必要な栄養分を補うことができます。
ビタミンCは、成長盛りの子供にとっても大切な栄養分なので、普段野菜を摂らないお子さんにはぜひ野菜ジュースを一度飲ませてみるのもおすすめです。
デメリット
デメリットは、以下のとおりです。
・食物繊維が不足する
・糖分が多い
・満腹感を得られにくい
・噛む力が弱くなる
・野菜本来の味や食感を体験できない
以下で解説します。
食物繊維が不足する
野菜ジュースは、普通の野菜と比べると食物繊維が少なくなっています。
食物繊維は、腸内環境を整えたり、血糖値の上昇を抑えるなど、さまざまな役割を果たしてくれますが、少なすぎるのはあまり良くありません。
食物繊維を意識するのであれば、ホウレン草・小松菜など、繊維の多い野菜が入っている野菜ジュースを選ぶのも対策のひとつです。
糖分が多い
市販の野菜ジュースは、糖分が多く含まれているものが多くあります。
糖分の摂取は、とくに子供のうちに多く摂りすぎると肥満・歯周病などのリスクを高めてしまうので、なるべく糖分が入っていないものを選ぶのがおすすめです。
とくに果物がミックスされている製品は糖分が多く入っているため、野菜オンリーのものを選ぶのが良いでしょう。
満腹感を得られにくい
普通の野菜を食べるのと、野菜ジュースを飲むのでは満腹感がまったく異なります。
野菜ジュースで補って生活していると、すぐにお腹が空いてしまう可能性があるのでメニューを考える必要があります。
噛む力が弱くなる
野菜ジュースばかり飲んでいると、噛む力が弱くなり、発音・歯並びなどに影響を与える可能性があります。
そのため、まったく野菜を食べないと、子供の健康のためにも良くないので野菜ジュースばかり飲ませるのはあまり好ましくありません。
野菜本来の味や食感を体験できない
野菜ジュースは、野菜本来の味や食感を体験できないため、食育の観点からは好ましくありません。
子供のうちから味や食感を体感しておかないと、食への興味が薄れて偏食につながる場合があるので注意が必要です。
子供が野菜を食べない【野菜ジュースを代用するときの注意点】
どうしても子供に野菜ジュースを代用したいのであれば、以下のことを意識しながら与えるようにしましょう。
・1日100ml程度に留める
・果糖や砂糖の添加量が少ないものを選ぶ
野菜ジュースはあくまでも補助食品なので、野菜の代わりにはなりません。
野菜をまったく食べさせないのは無理があるので、生野菜の量を減らし、野菜ジュースは1日100ml程度に留めておくのがベストです。
また、野菜ジュースを選ぶとき、みておきたいのが糖分や添加物。果物が入っていないもの、保存料などの添加物が入っていないものなど、体に良い野菜をジュースかを見極めましょう。
酵素ドリンクで代用するのもアリ
野菜ジュースだと栄養バランスや糖分などが気になるので、体のことを考えるなら酵素ドリンクを飲むのもおすすめです。
酵素ドリンクは大人のみが飲むイメージがありますが、もちろん子供でも十分に飲むことができます。
優光泉という酵素ドリンクであれば、野菜の栄養分を搾り取っており、子供でも飲みやすい飲み口になっているので安心です。
まとめ
野菜ジュースは、あくまでも野菜の補助食品として活用しましょう。子供の成長のためには、野菜をしっかり食べる習慣を身につけることが重要です。 当記事で紹介したことを参考にして、子供の野菜嫌いを克服し、健康的な食生活を送れるようにサポートしましょう。